Letter

子どもの頃、『おおきなきがほしい』という絵本が大好きでした。

大きな木の上に家があって、動物たちが集まり、みんなが楽しそうに過ごしている。

そんな世界が本当にあったらいいなと、何度も思っていました。

大人になった今でも、ときどきその絵本を思い出します。

そして、最近こんなことを考えるようになりました。

もしかしたら私は、あの大きな木を探しているのではなく、育てようとしているのかもしれない。

私にとって、その木が Sticks Coffee です。

大きな木は、一日では育ちません。

深く根を張り、
雨の日も風の日も乗り越えながら、
少しずつ幹を太くし、
新しい枝を伸ばしていく。

Sticks Coffeeも同じです。

お店に来てくださるお客様。

一緒に働く仲間。

想いを込めてコーヒーや農作物を育ててくださる農家さん。

地域の皆さま。

その一つひとつの出会いが、この木を少しずつ育ててくれています。

だから私は、このブランドを大きくしたいのではなく、

大きな木に育てたい。

それが、ずっと変わらない想いです。

木陰でひと休みする人がいる。

誰かと笑い合う人がいる。

新しい出会いが生まれる。

そして、「また頑張ろう」と前を向いて帰ってもらえる。

そんな場所をつくっていきたいと思っています。

まだまだ、私たちは夢の途中です。

でも、いつか子どもの頃に憧れた『おおきなきがほしい』のように、たくさんの人が自然と集まり、それぞれの時間を過ごせる一本の大きな木になれたら。

それが、私の描く Sticks Coffee です。

この木が育っていく景色を、これからも一緒に見守っていただけたら嬉しいです。

Sticks Coffee
代表 南谷 雄大